産後症状 腰痛・肩こり・疲れ改善のカギは骨盤の歪みのコントロール!?

出産を終え産後時期を迎えると、出産時のからだへの負担や女性ホルモンの変化に加え、育児がスタートすることにより、お母さんのからだには様々な不調が現れます。
不調の現れ方や症状の重さは個人差があり、周りの理解を得られなかったり一人で抱えてしまうケースも少なくありません。

当コラムでは理学療法士・整体師として10年以上施術歴のある整体師が女性が健康で楽しい生活を送れるよう、からだのメンテナンスのコツを紹介しています。
今回のテーマは産後の不調対策です。
産後の不調は多くの女性が悩まされる症状であり、これらの症状は骨盤の歪みや体への負担で生じることが知られています。

自分に合ったケア方法を見つけ、不調を乗り越えましょう!

みんなも悩む産後の3大不調

ズーンとくる腰痛

産後の腰痛にはホルモンが大きな影響を与えている可能性があります。それは「リラキシン」です。出産時にこのホルモンが放出されることで子宮周囲の靭帯が緩み産道を広げる作用があります。しかし、靭帯が緩むことでことで骨盤が歪み腰痛を引き起こしてしまうことがあります。また、妊娠中は子宮が大きく膨らむことでお腹が大きくなりますが、この時に腹筋が大きく引き伸ばされます。これが強く出ると「腹直筋離開」という状態になります。腹筋がお腹の真ん中から左右に離れてしまう状態です。これにより腹筋の収縮が弱くなった結果、腰を支えることができなくなり腰痛を引き起こしてしまうことがあります。


まとわりつく肩こり

出産後は骨盤の歪みや腹筋のトラブルなどで腰周りの支えが弱くなります。このことにより、上半身の緊張が強くなります。結果、肩周りの筋肉がこわばり硬くなることで疲労が溜まり血流も低下。肩こりの原因になることがあります。また授乳時の姿勢や抱っこの負担も大きく影響します。授乳時は背中を丸めて前屈みの姿勢になりやすく、その姿勢が続くことで背中や首への負担が大きなります。さらに抱っこの姿勢では、赤ちゃんを胸の前に抱える形になるので、支えるための背中や腕周りに負担がかかります。この負担から疲労や血流の低下から肩こりを増長してしまうことがあります。

取りたくても取れない疲れ

産後6−8週間の女性は頻回な授乳と生まれたての赤ちゃんの子育てに伴い非常に疲れやすい状態であり、また精神的な負担も大きくなります。この負担、疲労感は他人が思っているよりとても大きいものです。疲労には様々な原因がありますが、①出産時の体力の消耗②女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少に伴って疲労しやすくなると言われています。この疲労は放置していると【疲労が強くなる】→【母乳の量が減る】→授乳時間が長くなる】→【睡眠時間が短くなる】→【さらに疲労が強くなる】という、負のスパイラルに陥る場合があります。このような負のスパイラルに陥る前に、産後のケアはしっかりと考えていく必要があります。

産後の不調対策 セルフケアでできること・整体院でできること

肩こり・疲れに効く手軽なセルフケア

肩こりや疲れを解消するに効果的なセルフケアは、マッサージやストレッチなどを行って、硬く緊張した筋肉をほぐしてあげることです。育児の合間に肩を回したり、伸びをしたり、数分でもいいのでこまめに筋肉を動かしてあげましょう。お風呂上りなど肩を温めてから行うとより効果的です。肩や肩甲骨周りの筋肉が柔らかくなると、リンパの流れがよくなり、代謝がよくなります。
食べた物を効率よくエネルギーに変えることもできるので、産後のダイエットにもつながる可能性もあります。


骨盤の歪みケア 骨盤矯正のススメ

産後の骨盤は「リラキシン」というホルモンの影響を受けて歪みやすい状態です。骨盤が歪むと、①激しい生理痛②腰痛③便秘④睡眠の質の低下⑤肌荒れなどを引き起こす可能性があります。ただし骨盤が歪むといっても骨盤自体の形が大きく変わることはありません。なぜなら、骨盤にある仙腸関節という関節は0−5mmしか動かないとされているからです。(諸説あり)骨盤は股関節や腰と筋肉を共有しているので、多くは腰や股関節の偏りにより骨盤が傾いている状態を骨盤の歪みといいます。一方で、ホルモンの影響で緩んだ靭帯が原因で骨盤の関節に負担がかかり痛みになっている場合もございますので、一人一人に合わせた判断が必要になります。

産後の不調ケアが有効な時期

出産から2週間は体力の回復を優先し安静に過ごしましょう。出産の疲労が残っている時期なので体を休めることを優先すると良いです。比較的負荷の小さい家事などは産後4週ほどで始められることが多いですが、無理はせず休みながら行いしょう。産後の肩こり、腰痛、疲れなどの症状は適切なケアを行い体の硬さを改善する症状も軽減することが多いです。産後の肩こり、腰痛、疲れなどの症状が気になる方は産後の一ヶ月検診などで問題がないと判断されてから、整体院に赴くと良いでしょう。産後は様々な不調が出やすい時期です。忙しい状況だからこそ、まずはお母さんの状態をケアすることはとても大切です。産後の症状や現在の体の段階など、心配な時は無理をせず、まずは医師のアドバイスを煽ると良いでしょう。

産後ケアで整体院を選ぶ際のポイント

「産後の腰痛対策に最適!整体院の選び方とケアの重要性」

産後の腰痛は、出産に伴う骨盤の歪みや筋力の低下が原因で引き起こされることが多く、早期の対策が重要です。適切な整体院を選ぶ際には、産後ケアの経験が豊富で、骨盤調整に特化した施術を行っているかを確認することがポイントです。また、個別の体調や症状に合わせたプランを提案してくれるかどうかも重要です。産後の腰痛は放置すると慢性化する可能性があるため、信頼できる整体院での早めのケアが鍵となります。


「肩こりと疲れを軽減する産後ケア | 整体院選びのポイント」

産後の肩こりや疲れは、授乳や抱っこによる長時間の不自然な姿勢が主な原因です。整体院を選ぶ際には、産後の女性の体の変化に詳しく、肩や背中の筋肉をしっかりとケアしてくれる施術を提供しているかが重要です。施術がリラックスできる環境で行われているか、子連れで通院できるかも選ぶ際のポイントです。定期的なケアを受けることで、肩こりや疲れを軽減し、産後の育児生活をより快適に過ごすことができます。

「産後の腰痛・肩こりを解消する整体院を選ぶ3つのポイント」

産後の腰痛や肩こりに対する効果的なケアを受けるためには、まず整体院の実績と評判を確認しましょう。産後ケアを専門にしているかどうか、そして利用者の口コミや評判をチェックすることが大切です。次に、施術が自分に合ったものであるかを見極め、骨盤調整や筋肉のケアに特化したプログラムがあるか確認しましょう。最後に、整体院の通いやすさや環境も重要なポイントです。通院のしやすさが、産後ケアの効果を最大限に引き出します。

産後症状 腰痛・肩こり・疲れ改善のカギは骨盤の歪みのコントロール!?まとめ

いかがだったでしょうか。本日は、産後の不調に関してお伝えいたしました。それぞれポイントをおさえ、産後のケアを受けてみてください

お悩み別整体施術のご紹介

レンガの家の整体院 なんぽでは国家資格の理学療法士である院長が一人一人施術を行います。肩こり・腰痛・股関節や膝など痛みや姿勢改善、産後の骨盤矯正など行います。札幌市東区栄町駅エリア・つどーむすぐそば。

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このコラムを書いた人

レンガの家の整体院 なんぽ 代表南保真人(なんぽまこと)

資格

  • 理学療法士

メッセージ

当整体院では「愛され整体院」を目標にしています。
地域の方々が何か不調が出た時に”あそこの整体院に行ったら安心だよね!”と思っていただけるよう日々成長していきたいと思っています。
整体師としては珍しく、理学療法士として10年以上医師のもとでクリニックや病院などの医療機関に従事してきました。その知識と技術を「整体」という形で地域の方々に還元させていただき、今あるお悩みを解決するため、新たな可能性をご提案させていただきます!
整体を通して、私にできることは精一杯提供させていただきます。症状・不調をよくするパートナーとして全力でサポートせていただければ幸いです!

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